2018年3月23日
ハンドル外傷
今回はハンドル外傷についてです。
ハンドル外傷とは交通事故の際に運転手が受けやすい外傷で、シートベルトを使用していない状態での交通事故、特に正面衝突に遭うと、衝撃により身体が前方に飛び出します。その結果、胸部や腹部がハンドルに強くぶつかり骨折や内臓損傷がおきる外傷です。
胸部を打ち付けた場合、軽いもので打撲、強くぶつけた時は胸骨や肋骨を骨折し、心臓や肺の損傷がおきます。そして打撲や骨折の痛みで呼吸困難になることもあります。また腹部を打ち付けた場合だと肝臓、すい臓、十二指腸などを損傷します。さらに頭部をフロントガラスにぶつけることで、割れたガラスで頭部や顔を傷つけてしまうこともあります。
交通事故では大きな衝撃となるので、範囲が広く出ることも多くあります。
触っての痛みや患部を動かした時の痛み、また広範囲に内出血を起こします。
内出血はその血液自体が打撲部位の異物となっているので、動かすことでこすれあい痛みが出ます。
重要な臓器や頭部、顔が外傷を負うのでほとんどのケースで重症となってしまいます。最近は、エアバックの普及により死亡事故は減少しておりますが、やはりシートベルトをしっかりと締めることが何より大切です。
全快堂整骨院では交通事故に遭われてしまった方のお話を細かくお聞きし、少しでも早く痛みを無くして元の生活に戻れるよう施術やアドバイスをおこなっております。
交通事故に遭われて体の不調で困っている方は一度ご来院されるかお電話にてご相談ください。